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−ごろん店主日記−

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お盆飾り~あの子と過ごすお盆のために~

皆さんこんにちは、Calin Calin店主の出崎です。
都内、神奈川東部では降りそうで降らない、快晴の暑さと油断すると黒い雲が迫ってきたり。
どうもはっきりしません。これが梅雨でしたっけ?
さて、今号は前号に続いて「お盆」関連の記事をご紹介させていただきます。

お供え物の基本「五供」
一般的にお供えは、「香」「花」「灯明」「浄水」「飲食」の5つが基本とされ、これら五つをまとめて
「五供(ごく)」と呼びます。
お仏壇や盆棚のお飾りも、この五供の考えに基づいています。
とくに花・火・香の3つで「仏の三大供養」ともいわれ、とても大切なお供え物とされています。

盆棚(精霊棚)
まず必要とされているのはお盆にご先祖様を迎えるための盆棚です。
最近ではマンションなど、限られたスペースに盆棚を作ることが多くなってきたため、盆棚も簡略化されることが多いといわれます。
お盆の時期には送り火とともにご先祖様、故人だけでなく、餓鬼や無縁仏も訪れるといわれ、我が家のワンちゃん、ネコちゃんだけではなく野良や地域猫として生き抜いた子たちの精霊にも我が子と一緒にご挨拶して供養してあげたいところです。

お香
あの子たちを供養するために、お線香は欠かせないです。
ただ、お線香の煙や香が苦手な方もいらっしゃると思います。
そもそもペットの多くは人間以上にお線香の煙や香は苦手なはずです。
「無煙」というタイプもありますが、実際には少な目とはいえ煙も匂いもでます。
いろいろお試しになって一番苦にならないお線香を見つけることを楽しまれては如何でしょうか?

盆花に用いられる花の種類
仏花の定番は菊ですが、リンドウ、キンセンカ、カーネーション、ケイトウなどもよく選ばれます。
基本的に白色系の花が多くなりますが、色のことを気にするよりも、むしろそのお花を生けることで自分の気持ちが上がるようなお花を選んだ方が良いように思います。
ただし、仏前では匂いの強いお花は避けた方が良いとされています。

飲食(おんじき)
仏教では殺生をイメージさせるものをお供えするのは避けるべきとはされていますが、ペットの場合にはゴハンに肉や魚が主材料として含まれているのが普通です。
このあたりは仏教としての筋よりも、仏様となったあの子への気持ちを優先させてあげたいですね。あの子に食べて欲しいゴハンをあげることを優先させましょう。
普段はカリカリだけれど、特別に評判のいい美味しいウェットタイプにしてあげたり工夫するのも選ぶ楽しさがあっていいですね。

ここだよー! 盆提灯の役割
盆提灯には、あの子の霊が迷うことなく我が家を見つけられるようにする道しるべです。
盆棚の横に飾ったり、軒先に吊るして仏様によく見えるように飾りましょう。
ただし、ロウソクなどを使用されるタイプの場合には、取り扱いには十分にお気をつけください。火のついたものから目を離して置きっぱなしにすることは基本お薦めしません。

早く帰っておいでー! 胡瓜の馬さん、茄子の牛さん
お盆飾りにしばしばお供えする胡瓜の馬と茄子の牛ですが、これらは精霊馬といい、仏様があの世とこの世を行き来する際に使用する乗り物とされています。
胡瓜の馬には、あの世からこの世にすぐに帰ってこれるようにという願いが、茄子の牛にはこの世からあの世にできるだけゆっくり戻って欲しいという願いがそれぞれ込められています。
精霊馬としては、木製や布製、当店が今年取り扱いをしている硝子製など様々あります。
個々の感性で最も良いと思われるものでご準備ください。
もちろん、本物の胡瓜や茄子を使われるのも有りです。

ほおずきを供える理由とは
ほおずきは漢字で「鬼灯」とも書き、ご先祖様が提灯や迎え火を道しるべに帰って来ることから似ているほおずきを供えるようになったと言われています。
また、農作物があまり収穫できなかった時期に、鮮やかな色のほおずきをお供え物とすることで、少しでもお供え物を鮮やかにしようという試みからそうなったという説もあります。
水を張ったガラスのお皿にほおずきを浮かべるのも涼し気な盆飾りになりそうです。

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